ハードなセミ耐久を戦い抜いた秋吉
全日本ロードレース選手権は、第5戦SUGOを終えると早くもシーズン前半戦を終える。第4戦オートポリスが熊本地震の影響で中止となったため、今回は事実上の4戦目となった。
最高峰のJSB1000クラスは、1周約3.7kmのSUGOを52周(約194km)するセミ耐久で行われたが、燃費を重視して事前テストから不安定な天候に悩まされ、ドライコンディションで思うように走ることができないでいた。
レースウィークに入っても初日はどんよりと曇り、朝から霧雨が降ったり止んだりするコンディション。JSB1000クラスのときには、ほぼドライとなっていたが、気温は上がらず湿度の高い梅雨ならではの状況だった。その中で秋吉は1分29秒173をマークし8番手につけていた。J-GP2クラスの渥美心と佐藤太紀は、16、17番手と初日は出遅れてしまった。
予選タイムを上回るペースで走る秋吉
決勝日は、朝から青空が広がり気温も上がり、レースウィークで1番暑い1日となった。朝のウォームアップ走行で、変更したマシンセットを確認しアジャスト。予定通り13時20分にル・マン式スタートでレースは始まった。
秋吉は、マシンの始動にやや手間取り遅れてしまうが、オープニングラップで数台をかわし10番手でホームストレートに戻って来る。早くも予選タイムを上回るペースで走る秋吉は、2周目に1台、3周目にも1台かわし8番手に上がると、7番手を走るライダーをピタリとマークし周回を重ねて行く。
レース中盤に予定通りピットインし、タイヤ交換とガスチャージを行い再びコースに戻って行く。2スティント目の序盤はペースを上げられるず単独走行となった秋吉は、9位でチェッカーフラッグを受けた。
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レース結果
Pos | post | Team | Lap | Total Time |
---|---|---|---|---|
1 | 中須賀 克行 | YAMAHA FACTORY RACING TEAM | 52 | 1h17’16.431 |
2 | 渡邊 一樹 | TeamGREEN | 52 | 1h17’41.275 |
3 | 津田 拓也 | ヨシムラスズキシェルアドバンス | 52 | 1h17’45.757 |
4 | 柳川 明 | TeamGREEN | 52 | 1h17’49.725 |
5 | 野左根 航汰 | YAMALUBE RACING TEAM | 52 | 1h18’09.556 |
6 | 高橋 巧 | MuSASHi RT ハルク・プロ | 52 | 1h18’18.088 |
7 | 山口 辰也 | TOHORacing | 52 | 1h18’19.609 |
8 | 加賀山 就臣 | Team KAGAYAMA | 51 | 1h17’20.712 |
9 | 秋吉 耕佑 | au&テルル・Kohara RT | 51 | 1h17’29.943 |
10 | 中冨 伸一 | HiTMAN RC甲子園ヤマハ | 51 | 1h17’42.235 |