全日本ロードレース選手権シリーズ 第7戦
MFJスーパーバイクレース in 九州
KYUSHU MOTORCYCLE FESTA 2018
大分県・オートポリス(1周4.674km)
9月2日(日)
観客動員数:5,550人(土日合計)
■公式予選
JSB1000クラス 秋吉耕佑:8番手(1分49秒924)
J-GP3クラス 藤井謙汰:8番手(2分06秒323)
■決勝
JSB1000クラス 秋吉耕佑:7位(20周・37分02秒154)
J-GP2クラス 中村修一郎:13位(18周・34分51秒687)
ST600クラス 中村龍之介:DNF
J-GP3クラス 藤井謙汰:8位(15周・30分15秒761)
金曜、土曜とは打って変わり好天に恵まれた日曜日。JSB1000クラスとJ-GP3クラスの公式予選が朝一番に行われた。青空が広がっていたが、この日、最初の走行となったJ-GP3クラスは、フルウエットの予選となる。スリックタイヤをチョイスしたライダーもいたが、それほど路面は乾かず藤井は、レインタイヤで8番手グリッドを確保。一方、秋吉は、レースウイークに入ってから、事前テストで見せた速さが影を潜めていた。何とかよくしようとスタッフも全力を尽くすが、なかなかよくならないまま予選を走り、8番手となっていた。
そしてこの日、最初のレースとなったJ-GP3クラスのレースが始まる。藤井は、オープニングラップを5番手で終え、さらに前を狙って行くがマシンに問題が発生し、ポジションを落として行く。それでも8番手をキープし、そのまま8位でフィニッシュ。トラブルがなければ、いいレースができたはずだ。
秋吉も本来の走りができない状態のまま決勝を迎え、6位争いを繰り広げ、最後の最後まで前のライダーをかわそうとトライするが、僅かに届かず7位でゴール。
雨の予選で6場番手と健闘したJ-GP2クラスの中村修一郎だったが、チャタリングに悩まされ悔しい結果に。ST600の中村龍之介は、マシントラブルが発生し、ピットインしリタイアとなっている。
■秋吉耕佑監督 JSB1000ライダー
事前テストでは、走り始めからいいペースで走ることができましたし、実際にタイムも出ていました。レースウイークに入ると、電気系のトラブルが出てしまい同じように走れない状態になってしまいました。メカニックも必死に修正してくれましたが、少ない走行時間では、対応しきれず問題を抱えたままのレースになってしまいました。このようなことのないようにして残り2戦3レースに臨みたいと思っています。
■中村修一郎 J-GP2ライダー
ウエットでは、すごくフィーリングがよく予選も自己最高位につけることができていました。日曜日は、ドライコンディションとなり、コーナー進入でのチャタリングがひどくスタート直後のブレーキング合戦でも競り勝てず後退してしまいました。それからは、何とか完走しようとコースにとどまるのが精一杯でした。次戦は、昨年ケガをした岡山なのでリベンジしたいですね。
■中村龍之介 ST600ライダー
予選は、ハーフウエットに、うまく対応できず、セットも決まらず下位に沈んでしまったので、決勝に向けて大きくセットを変更したところ決勝朝のウォームアップ走行では、よくなっていました。スタートは、うまく行ったのですが1コーナーでのまれてしまい、すぐにトラブルが発生。何とか走っていたのですが、ピットに入るように指示があったのでピットに戻りリタイアしました。次回は、しっかり戦えるようにしたいです。
■藤井謙汰 J-GP3ライダー
事前テスト、レースウイークと不安定な天候になりましたが、前半戦よりエンジンが速くなったので、金曜日は、ウエットでもトップの小室選手にコンマ3秒落ちでしたし、勝負できると思っていました。それが決勝日朝の予選で走ってみると、暑くなったからか、エンジンが走らず、レースでも解決できないままでした。それがなければ、トップ争いができたと思うと、もったいないレースでした。次戦こそ、いいレースをしたいですね。