2019 全日本ロードレース選手権シリーズ 最終戦
第51回 MFJグランプリレース スーパーバイクレース in 鈴鹿
三重県・鈴鹿サーキット(1周5.821km)
観客動員数:31,500人(土日合計)
■決勝
JSB1000クラス
秋吉耕佑:RACE 1・5位
RACE 2・DNF
シリーズランキング:8位
日曜日も朝から青空が広がりドライコンディションで2レースとも行われた。朝のウォームアップ走行でも2分06秒937と2分06秒台に入れ5番手と好位置につけていた。
14周で争われたレース1。スタート直後にポールポジションの高橋巧選手と3番手グリッドの野左根選手が接触するアクシデントがあり、2人が後退。秋吉は、オープニングラップを7番手で終えると、2周目に6番手、3周目にはヨシムラの2台をかわし4番手に浮上し2番手争いを繰り広げて行く。そして残り5周となる10周目、背後には、コースアウトから追い上げてきたYAMAHA FACTORY RACING TEAMの野左根選手が迫って来るが、シケインでTeam GREENの渡辺一馬選手をかわし3番手に浮上。メーカー直系チームと互角のバトルを繰り広げ、ついに表彰台圏内に進出する。しかし、翌週には勢いに勝る野左根選手にかわされ4番手に降順。残り2周を切った13周目に渡辺一馬選手に抜き返され5位でチェッカーフラッグを受けた。
そして今シーズン最後の決勝となるレース2を迎える。秋吉は好スタートを見せ5番手で1コーナーをクリアすると、S字コーナーでの混戦でうまく前に出ることに成功。トップを走る高橋巧選手が逃げ、秋吉も単独2番手を走行する展開となる。その背後には、中須賀選手、野左根選手のYAMAHA FACTORY RACING TEAM勢、ヨシムラの渡辺一樹選手が迫るが、6周目に野左根選手にかわされるまで2番手をキープしていた。7周目に5番手にポジションを下げるが、レース2でもワークスチームとバトルを繰り広げていた。しかし、9周目の2コーナーで痛恨の転倒。再スタートはできず、au・テルルMotoUPレーシングの2019年シーズンは、ここで終わることになってしまった。
■秋吉耕佑監督 JSB1000ライダー
レースウイーク初日の走り出しは、よかったのですが、そこからレースまでマシンセット的には、足踏みしてしまった感じでした。それでも今シーズンでは、一番いいレースを見せることができたと思います。最後のレースで転倒は残念でしたが、できれば表彰台に上がりたかったですね。今回も多くの声援が力になりました。本当にありがとうございました。